このブログについて 5月 05, 2017 こんにちは。ぼくはしょーちゃんといいます。 このブログは主に、ぼくが読んだ本についてあれこれ書くブログです。 これからどんな本を読むか決める際に、あるいは読み終わった本が他人にはどう受け止められているのかを知る際などに、参考になれれば幸いです。 よろしくお願いします。 平成29年5月5日 しょーちゃん 共有 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 共有 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ コメント
1. つんく♂『「だから、生きる。」』 5月 07, 2017 ぼくは、つんく♂の作る曲が大好きである。乙女チックな日常と、地球、宇宙、世界、人生、平和、歴史、愛とが繋がっている歌詞。たとえそれがいくらデタラメでも、自在に操られたメロディーとリズムとハーモニーで、たちまちつんくワールドへ吸い込まれてしまう。 2015年4月4日、母校・近畿大学の入学式にサプライズとして現れたつんく♂は、喉頭がんの手術で声帯(喉頭)を全摘し、声を失ったことを初めて明かした。このニュースはテレビや新聞などで大々的に取り上げられ、ぼくもその日のNHKニュースですぐに知り、衝撃を受けた記憶がある。 つんく♂といえば、シャ乱Qのボーカルで、彼がプロデューサーとして手掛けたモーニング娘。などのアイドルが、今世紀初頭に一世を風靡したことは、現在20代以上の日本人なら誰もが知っていることだろう。 そんなつんく♂が、2014年の10月に声を失ったのだ。なんという悲劇。あんなに歌にこだわりを持っていたつんく♂が、もう永遠に歌えなくなるとは。 本書は、つんく♂が2014年の2月に喉頭がんの診断を受けてから、トモセラピーによる放射線治療、分子標的薬による抗がん剤治療、完全寛解(かんかい)宣言、喉頭全摘手術、近畿大学入学式までの一連の過程について記されている。同時に、1992年の上京からモーニング娘。の誕生、ハロー!プロジェクトの発展、井出加奈子との出会いから結婚、父親になり子育てに勤しむ様子など、彼の前半生が笑いあり涙ありで綴られている。ハロヲタ(ハロプロのファン)ならぜひ一読すべき内容だろう。 そういうぼくもハロヲタの一人なのだが、本書で見つけた興味深いエピソードをいくつか紹介しよう。 まず一つ目は、スマイレージ(現・アンジュルム)のインディーズ3rdシングル「スキちゃん」の歌詞について。結婚して子どもを持ったつんく♂は、「妻は家を守って」という守旧的なスローガンから「ジョンとヨーコみたいに」へと、子育てに積極的に関わり家族との時間を増やすという「人生レボリューション!」を果たした。それから「たまの休日にフードコートでラーメン食って、スーパーで買い物してポイントためるのも、実はロックじゃないか! といつの間にか思うようになっていた」(156頁)らしく、「フードコート」という言葉が歌詞に入ったとのこと。またモーニング娘。の「気まぐれプリンセ... 続きを読む
6. 萩原清文『好きになる免疫学』 8月 07, 2017 アレルギーはなぜ起こるのか。一度はしかに罹ったりワクチンを打ったりすると、なぜもう罹らないのか。一方でインフルエンザのワクチンはなぜ何度も打たなくてはならないのか。これらの謎を解くキーワードが「免疫」なのである。 風邪にかかる。つまり風邪ウィルスが体内に侵入する。すると体内の細胞が風邪ウィルスを攻撃する。そして風邪が治る。この一連のプロセスが免疫だ。 では、この免疫のしくみを顕微鏡から少し覗いてみよう。キーワードは「自己」と「非自己」。 風邪などの外部からやって来たウィルスを倒すのは、マクロファージやB細胞と呼ばれる体内の白血球だ。しかしこれらの白血球だけでは、ウィルスを倒せない。彼らにウィルス撃退を指令し、援助する役割を担うのがヘルパーT細胞だ。 まず、マクロファージやB細胞が我々の細胞を食べる。その際にその細胞の断片をヘルパーT細胞に見せびらかす(抗原提示)。この提示された細胞片について、ヘルパーT細胞は自己の細胞か否かを調べ、非自己であると認識した際に、サイトカインという物質を放出するのだ。このサイトカインを受け取ったマクロファージやB細胞、あるいはキラーT細胞がウィルスや感染した細胞を次々に殺害するのである。 ちなみに、他人の臓器を体内に移植した場合に拒絶反応を示すのは、移植された臓器を免疫が「非自己」と認識・判断し、攻撃してしまうからだ。 臓器移植の問題もあるが、別のやっかいな問題も起きる。このような免疫のしくみが、自己の細胞を攻撃してしまうのだ。これがアレルギーの正体なのである。 そもそも細胞において「自己」と「非自己」を決めるのは何か。外部からやってきたウィルスは、体内の細胞に寄生する。そして細胞内で増殖する。その際、その細胞核の遺伝子を改ざんしてしまう。この際に「自己」が「非自己」になる。 ではなぜウィルスに感染していない「自己」の細胞を免疫が攻撃してしまうのか。これは免疫細胞に問題がある。 免疫細胞は体内で作られるが、そのプロセスにおいて「自己」を攻撃しないようにしている。例えばT細胞は、胸腺と呼ばれる臓器でつくられるが、そこでは約97%ものT細胞が殺される。「胸腺学校」は怖いのだ。 以上のようなことは、本書を読めば誰でも語れるようになる。また本書は医学部の参考書にも指定されていると聞いたこと... 続きを読む
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